環境の持続可能性の向上とライフサイクルコストの削減は、今日の産業界で重要な推進要素となっています。表面工学は、最適材料の選択と革新的な製品設計を促進するために、この両要素を実現するための有効な手段です。
表面工学は、広範囲のプロセスにわたっています。一方の端にはイオン注入、窒化、アルミめっきなどがあり、これらは基材の表面を0.001~1.0mmの深さで処理することにより、その表面薄層のみの化学的性質、特性に影響するものです。もう一方の端には、硬化肉盛溶接や他のクラッド処理があります。通常は厚さが1~20mmの処理であるこれらは、一般に摩耗や腐食の防止、損傷箇所の修理などに使用されます。
これら両極端のプロセスの間には、物理的蒸着法(PVD)、化学的蒸着法(CVD)、陽極酸化処理、レーザー加工、溶射、コールドスプレー、液体積層法などがあります。
コーティングの応用と性能特性は、組成と処理のパラメータに大きく依存しています。その性質が純粋にセラミックから純粋に有機質にわたるコーティングは非常に異なった特質を持ちますが、対象のコンポーネントに対して重要なメリットを与えることができます。
最適なコーティングタイプ、溶着法の選択は運用条件の理解とともに、適用方法の候補と、サプライチェーンの考慮を必要とします。また、必要な目的適合性の特性が達成されているか、候補システムを確立された/策定中の標準に比較しているかを確かめるためには、表面の試験と検証を行うことが必須です。
TWIには、広範なオプションの中から最適なコーティング方法/材料を選択し、検証するための優れた専門能力、豊富な経験、設備があります
TWIは産業界が、コンポーネントの性能特性と耐久性を向上させるという二重の課題を解決し、また環境/健康上の理由による使用停止に対する代替のコーティング方法を発見するという継続可能性の課題に対処するための、基礎的研究と応用開発に積極的に関与してきました。同時にTWIは、多くの産業分野における高価値パーツの復元/修理方法の開発もサポートしてきました。
また、メンバー企業のニーズに守秘的に対応している分野として、以下が挙げられます。
- バイオマス/廃棄物発電所での腐食防止コーティング
- 軽量合金の修理技術
- CFRP、ポリマーなど、熱に敏感な基材へのコーティング
- 新しい防汚コーティング
- バイオサイドの使用を減らす、木材用の新しい表面処理
- ヘルスケア用の新しい抗菌コーティング
- プリンタブル透明導電被膜
- 高価消費財用の環境配慮型コーティングの選択
- タッチパネル等用の高性能ハードコート
基礎および応用研究に加えて、TWIはコンサルティング、材料選択、不良解析のサービスも提供しています。また、私たちは偏りのない専門性を提供するとともに、広範な組成物および溶着方法における新しいコーティング組成/製剤、コーティング前処理を開発できるユニークな位置にいます。
適切なコーティングの選択はコスト削減を可能にし、また応用/運用性の向上にもつながります。
TWIには即時の使用や、新製品の基礎として利用可能な、広範囲のオプションがあります。特定目的に適合したコーティングシステムの発見は、期待される成果の達成に欠くことができません。
TWIは、以下のような部門におけるアプリケーション用のコーティングを研究してきました。
- 石油、ガス
- 航空宇宙
- 有機エレクトロニクス
- 高温エレクトロニクス
- 再生可能エネルギー発電
- 自動車
- 医療関連
詳しくは、こちらまでお問い合わせください。